by お魚生活すすめ隊

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2024/06/24 11:02

【いか情報】イカは世界に何種類!? 多様なサイズと形状について

みなさんは世界中に何種類のイカが生息しているか知っていますか?
私たちがスーパーや魚屋さんでよく見かけるイカと言えば、

・スルメイカ
・ヤリイカ
・アオリイカ
・ホタルイカ    …など


が多いと思います。



ここでは、世界中に生息するイカの種類や多様な形状とサイズをご紹介いたします。
代表的なイカの特徴についても、解説していきますのでぜひとも参考にしてください。

目次

1.そもそもイカってどんな生き物?



イカは、軟体動物というグループに属しており、貝類と同じ仲間と言われています。
実は、スルメイカなどについているペラペラの骨と言われるものや、コウイカ類についている「イカの甲」は、貝類にある貝殻に由来するものです。
その中でもイカは、タコやオウムガイなどの頭足類というグループに属しています。
イカの中でも、ツツイカ目とコウイカ目に分かれています。

そして、イカの足は10本あるように見えますが、実はタコと同じで8本。
残りの2本は、触腕と呼ばれるもので、他の腕より長く、先が木の葉のような形状をしています。
伸び縮みする2本の触腕で獲物を捉え、8本の足を絡めながら、捕獲する習性を持ちます。



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2.世界には何種類のイカがいるの?

世界には、約450種類以上のイカがいます。
特に日本ではイカが多く消費されており、世界の漁獲されるイカの内、約40%程度が日本国内で消費されているといわれています。

イカは日本以外のアジアでも広く愛されている食材。
さらにアジアだけでなくヨーロッパやギリシャ、スペインなどでも好んで食べられているそうです。
しかし、一部の国では、「悪魔の魚」とも呼ばれるタコと同じで、あの外見から不吉な生き物とみなされて、好んで食べられない地域もあるようです。

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3.日本には何種類のイカがいるの?

世界で約450種類以上のイカが存在していますが、日本の近海だけでも約80種類以上ものイカが生息しています。
私たちは、そのうちの約30種類くらいのイカを日常的に食べているそうです。

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4.ツツイカ目とコウイカ目とは?

様々な種類が存在するイカですが、大別してツツイカ目、コウイカ目に分かれています。
ツツイカ目には28科、コウイカ目には5科の計33科含まれています。

【ツツイカ目】
胴の細長いイカ(頭足類)が属しており、外套膜が筒状で長く、貝殻の痕跡は柔らかいフイルム状をしているのが特徴です。
要するに甲がなく細長いペン状のものがツツイカ目に分類されるようです。
ツツイカ類には、スルメイカ、ヤリイカ、アオリイカ、ヒイカなどがあげられます。



私たちが普段目にするイカのほとんどがツツイカ類なんですね!

【コウイカ目】
外套膜の後端は丸いドーム状になっており、外套膜の全側縁もしくは後ろ寄りに丸い耳形のひれをもつのが特徴です。
ツツイカ類とは違い、甲があるのがコウイカ目です。
コウイカ類には、コウイカ、カミナリイカ(モンゴウイカ)、ヒョウモンコウイカ、ボウズコウイカなどがあげられます。



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5.どんなサイズと形があるの?

イカの種類は非常に多岐にわたり、そのサイズや形状は驚くほど異なります。

サイズ



ヒメイカのように全長1センチほどくらいの小型のイカから、平均的な個体で全長10~12メートルにも達するダイオウイカが存在します。



なんとこのダイオウイカは個体によっては18メートルにも達するとされています。
ちなみに、ダイオウイカはそのとんでもない大きさから天敵がいないようにも思われますが、実はマッコウクジラによって捕食されるようです。

形状

イカはツツイカ目とコウイカ目に分かれ、基本的な形として三角形のヒレに、10本の足があります。
ですが、イカの中にもちょっと変わったイカが存在しています。

〇サメハダホウズキイカ
サメハダホウズキイカは眼や消化管などの体の一部を除き、全身が透き通っているのが特徴。
眼の腹面に発光器をもち、胴体がホオズキのようにふくらんでおり、表面がサメ肌のようにざらざらしています。
サメハダホウズキイカは、深海に生息し、水族館などでも生きた状態での展示は1日から数日間程だそうです。

〇タコイカ

タコイカは頭がイカ、足がタコのイカです。
タコイカの頭に当たる部分はイカの形、足はタコと同じ8本で、イカですが足の数がタコと同じなので、「タコイカ」と名前が付けられたそうです。

〇ミミイカ



ミミイカは、胴に付いているヒレが丸く、耳のように見えるのが特徴です。
瀬戸内、特に香川県で特産品として流通しており、そのほとんどが産地で消費されるため、一般のスーパーや魚屋に並ぶことはないようです。

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6.代表的なイカの特徴は?

日本で食べられることが多いイカのそれぞれの特徴をご紹介します。

スルメイカ



胴の部分は先が細く尖った円錐形で、ヒレは正方形に近い菱形をしています。
うま味と甘みが独特で、幅広い料理に利用できるのが特徴。
鮮度の良いものは刺身や寿司のネタにぴったりです。
その他に、煮物、焼き物、炒め物、揚げ物、さっと茹でて酢の物や和え物にしても美味しく、和洋中どの料理にも使える万能食材です。
塩辛やするめ(干物)などの加工品としても知られています。
日本で最も多く獲れるスルメイカは、函館名物のいかそうめんにも使用されています。

ヤリイカ



名前の通り、槍のようにとがったエンペラを持っています。
他のイカと比べ、肉厚が薄めで、歯ごたえ、味わい、甘みが上品。
寿司ネタの高級品として知られていますが、加熱調理にも幅広く使えます。
一般的に多く出回っているスルメイカはうま味が強い印象がありますが、やりいかは甘みがしつこくなく、身の歯ごたえと柔らかさのバランスが良いこと、そして口いっぱいに広がる旨みが最大の特徴です。

アオリイカ



胴が丸みを帯び、胴の縁にわたって、半円形のヒレを持っています。
そして、他のイカと比べ、肉厚で旨みが強く、濃厚な甘みが楽しめることから「イカの王様」とも呼ばれています。
アオリイカは凝縮された濃厚な甘みやしっかりとした旨味が特徴です。
寿司ネタや刺身として人気が高く、口に入れた瞬間に広がる旨味と甘みは他のイカでは味わえない美味しさです。
一方で、天ぷらや炒め物、煮込み料理など幅広く調理がしやすいため人気があります。

ケンサキイカ



佐賀県や長崎県で有名な「呼子イカ」もケンサキイカです。
やりいかに似た形をしていますが、やや太めで足が長いのが特徴です。
大きな菱形のヒレがあり、胴の長さの7割ほどを占めます。
加熱しても甘みが残り、固くなりにくいという特徴があり、炒め物にする甘みや香ばしさを感じられ絶品です。

ホタルイカ



ホタルイカには、発光器があり、身を守る目的、身を隠す目的、コミュニケーションとしてはこうしているといわれています。
さらに、触腕が細く、吸盤のほかに、2本のかぎがあるのが特徴。
ホタルイカは、酢味噌和えが定番。
さらに、煮物や炊き込みご飯にしても旨味がしみ込んで絶品です。


アオリイカ あき水産鮮魚部

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